アムルット フュージョン

アムルット フュージョン

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アムルット フュージョン

今回はインド産のウイスキーである、アムルットフュージョンを飲んでみました。

 

インド産のウイスキーだから、インディアンウイスキーでいいのかな?

 

あまり知られていませんが、ウイスキーの消費量で世界トップを誇るのがインド。

 

そのおかげか、世界のブランド別販売量ランキングでも、
トップ10のうち6つまでインディアンウイスキーがランクインしています。

 

スコットランドやアイルランドのウイスキーは寒冷地で造られますが、
インドは熱帯の国であるため、まったくの逆の環境で造られます。

 

熱帯気候の影響として、気温が高いだけに、熟成が速く進むのです。

 

そのため、短期間の熟成でも、十分な熟成感を持ったウイスキーが出来上がるのです。

 

実際、今回のアムルットフュージョンもノンエイジですが、
下手な年数表記のスコッチよりも、熟成感は上に感じられるほどでした。

 

今回、飲んでみたアムルットフュージョンですが、
ピーテッド原酒とアンピーテッド原酒をそれぞれ4年熟成させ、
1:3の割合でヴァッティングし、その後さらに3ヵ月熟成されています。

 

ピーテッド原酒はスコットランド産の麦芽を、
アンピーテッド原酒はインド産の麦芽を使用しているそうです。

 

アムルット フュージョン

 

(参考価格)
・シングルモルト
・アルコール度数 50度
・700ml  4500円

 

 

アムルット フュージョンの飲み方、レビュー

(ストレート)
香りは、花のような軽やかで甘いアロマ、ほろ苦く甘いモルティーな香ばしさ、
ハーブのスパイシーさも若干感じられる、カラメルっぽさ、程よいウッディさとピート。
味は、スッとした全体になじむようなスムーズな口当たり、ほろ苦く甘いモルトの主張、
程よいウッディなビターを感じる樽感、カラメルのような甘さ、わずかにピートの余韻
アルコールの刺激は無く、味わいが複雑で、ストレートでも美味しく楽しめる実力者。

 

(ロック)
香りは、熱帯系の花のような濃い香り、モルティなほろ苦さと香ばしさの余韻、
程よいピートが全体を通して主張している、湿り気のあるウッディさも感じられる。
味は、香ばしい麦芽のほろ苦さ、蒸した穀物のような甘さ、カラメルのようなコク、
ピートフレーバーのビター感、ウッディな樽感とアクセントとしてのエグみ。
ロックにしても、香りと味の印象が薄くならず、濃くて甘いコクのあるロック。

 

(トワイスアップ)
香りは、麦芽の香ばしくもほろ苦い甘い香り、レモンを感じさせるような柑橘系のさわやかさ
はちみつのような甘いコク、しっかりとした上品なピート、程よい樽感のあるウッディさ、
味は、まずモルトの香ばしさとほろ苦さが感じられ、麦芽のキレのあるスッキリとした甘さ、
程よいウッディフレーバーと樽由来のビター感とエグみ、スッキリとしたピートフレーバー。
加水すると、モルトの香ばしさやほろ苦さが引き立つ感じ、バランスよく美味しい。

 

(ハイボール)
香りは、しっかりとモルティな麦芽の主張、磯っぽさのあるピート、ウッディな樽感。
味は、麦芽の香ばしさとほろ苦さと甘さの共演、ほどよいピートフレーバーのほろ苦さ。
モルトとピートの主張がしっかりと味わえる、飲みごたえのあるハイボールがうれしい。

 

 

アムルット フュージョンの評価

個人的評価 ☆☆☆☆☆☆

 

お初のインド産ウイスキー。

 

噂には聞いていたが、ノンエイジでも侮れない美味さです。

 

高めのアルコール度数の上に、ノンエイジなので、
相当きつくて、飲みにくいウイスキーなんだろうなというイメージでした。

 

ところが、ストレートが一番美味しいと思うくらい飲みやすい。

 

それでいて、香りも芳醇、味も濃厚、文句なし。

 

機会があれば、一度お試しを。

 

おすすめの飲み方は、ストレート、ロック、トワイスアップ、ハイボールです。

 

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