ディンプル 15年(終売品)
ツイートディンプル 15年
ブレンデッドウイスキー業界のBIG5、ジョン・ヘイグ社の
ブレンデッドの上位グレードにあたるディンプルの15年を飲んでみます。
1893年、ジョージ・オグルヴィ・ヘイグによってつくられたブレンデッドウイスキーで、
えくぼのようなくぼみが付けられている三角形の特徴的なボトル。
1980年代まではアメリカ向けがディンプル、ヨーロッパ向けがピンチとしてリリースされていました。
このボトルには特徴がもう1つあって、ボトルの周りにワイヤーが巻かれています。
ディンプル発売当時は、ボトルのふたにコルク栓が使われていて、
輸出する際、コルクが抜けないように、ワイヤーで固定していました。
蓋がスクリューキャップに変わってからも、その名残からワイヤーが巻かれています。
ディンプルのキーモルトは、グレンロッシーとグレンキンチー、
そして、数種類のハイランドモルトがブレンドされています。
(参考価格)
・ブレンデッド
・アルコール度数 43度
・750ml 2000円(購入価格)
ディンプル 15年の飲み方とレビュー
(ストレート)
香りは、杏のような濃厚な甘さと、柑橘系のフルーティなさわやかさ、
ピートの主張とわずかなスモーキーさ、樽由来のウッディなニュアンス。
味は、滑らかな口当たり、オレンジピールのチョコレート掛けのような甘さ、
ほどよいウッディさとほろ苦さ、穀物感のあるグレーンの甘さ、ピートフレーバー。
フルーティさがありながらも、ピートの主張やスモーキーさもバランスが良く美味い。
(ロック)
香りは、ピートとスモーキーさが程よいバランスで主張している、ほのかに穀物感、
まだ青い干草のようなフレッシュさ、ワックスをかけたような樽由来のウッディさ。
味は、樽由来のウッディフレーバーとほろ苦さの二重奏、穀物感のある香ばしい甘さ、
ピートフレーバーが後から主張を強め、わずかにスモーキーさが余韻として残る。
ロックすることで、より大人っぽい香りと味に変化したような印象、自分としては好み。
(トワイスアップ)
香りは、ふわっと花のような華やかさ、甘く香ばしい穀物感のニュアンス、
わずかにピートの主張があり、程よいスモーキーさも、さわやかなウッディさ。
味は、レーズン様のコクのある甘さ、シリアルクッキーを思わせる香ばしい甘み、
程よいピートフレーバーと、ウッディな樽感のバランスが良い、ビターの余韻。
加水しても香りや味のバランスが崩れず、むしろ飲みやすくて美味しくなっている。
(ハイボール)
香りは、それほど強くないが、穀物感とピート、スモーキーさの程よいバランス。
味は、ウッディな樽由来の木材のニュアンス、穀物系のフレーバーと香ばしさ、
わずかにピートフレーバーと、はちみつとオレンジの混じったような甘さの余韻。
ブレンデッドスコッチらしさを感じられるハイボールで、間違いない美味しさ。
ディンプル 15年の評価
個人的評価 ☆☆☆☆☆☆
信頼?のヘイグブランドの上位ブレンデッド。
外しようがない美味しさとバランスの良さ。
まさにブレンデッドのお手本のようなウイスキー。
どんなの飲み方にも対応でき、かつ楽しめる。
終売品のオールドボトルではありますが、
ヤフオクなどで、ちょくちょく見かけるうえに、お手軽価格。
ただし、キャップの素材によって、当たり外れがあるので注意も必要です。
おすすめの飲み方は、ストレート、ロック、トワイスアップ、ハイボールです。
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