グランツ 12年(旧ラベル)

グランツ 12年(旧ラベル)

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グランツ 12年

グランツ12年は、1970年代にウィリアムグラント・サンズ社が、リリースした銘柄です。

 

今回のボトルは、特級表示ではないものの、ラベルのデザインからして1980年代の流通品。

 

ブレンドに使われているモルト原酒は、グレンフィデック、バルヴェニー、
キニンヴィで、これに自社所有の蒸留所グレーンウイスキーをブレンドしています。

 

12年物のブレンデッドといえば、有名なのはシーバスリーガルや
バランタイン、ジョニーウォーカー、オールドパーあたりでしょうか。

 

これらの有名ブレンデッドに比べると、どうしても目立たない存在。

 

しかし、飲んでみると他に負けず劣らずの実力を持っていると思います。

 

 

(参考価格)
・ブレンデッド
・アルコール度数 43度
・750ml 2000円(購入価格)

 

 

グランツ 12年の飲み方、レビュー

(ストレート)
香りは、レーズンまではいかないが、熟したブドウの芳醇さ、穀物系の風味、
モルティーな甘さが見え隠れ、みたらしのようなコク、わずかにピートが感じられる。
味は、まろやかだがしっかりとした口当たり、いい感じの麦芽のコクや甘さが強め、
カラメル系の甘さとほろ苦さ、サッパリとしたフルーツ系の酸味、ピートフレーバー。
香り立ちは良くないものの、麦芽風の味がいい感じで強めで、十分に美味しい。

 

(ロック)
香りは、ふわりと穀物系の香ばしさが出てくる、わずかにさわやかなブドウの甘さ、
薄めのみたらし系のコクと甘さ、程よいピートの香り、樽由来のウッディなニュアンス。
味は、香ばしさのある麦芽の甘さとほろ苦さ、ミルクチョコレートのようなコクと甘さ、
オレンジの皮の酸味とエグみ、ピートフレーバー、後味はほのかにビターが残る。
ロックにしても、香りは弱まらず、味も崩れることなくしっかりとしていて、美味い。

 

(トワイスアップ)
香りは、麦芽の香ばしさが一層強くなった印象、ライムのようなさわやかさ、
フルーツの清涼感のある甘さ、わずかにピート、樽由来のウッディなニュアンス。
味は、甘さは控えめで、モルティーなコクとほろ苦さ、わずかにスパイシー感も、
ウッディフレーバーとわずかなピートフレーバーが交じり合う、後味は酸味とビター。
加水することで、香りと味を通して全体的に、麦芽の風味や穀物感が強くなる。

 

(ハイボール)
香りは、モルティな香ばしい穀物感、柑橘系のフルーツのさわやかさ、しっかりピート。
味は、レーズンっぽい甘さ、穀物感のある甘さとほろ苦さ、ピートフレーバーもしっかり。
ハイボールにしても、香りや味は十分に堪能でき、味も飽きのこなくて美味しい。

 

 

グランツ 12年の評価

個人的評価 ☆☆☆☆☆

 

ノンエイジのグランツでもそこそこイケたので、
12年ものの、オールドボトルとなれば、結構期待。

 

実際飲んでみると、いい意味でも悪い意味でも期待通り。

 

ノンエイジに比べると、香りも味わいも格上、
でもでも、そこからの突き抜け感がない感じでした。

 

しかし、さすがに12年物だけあって、いろんな飲み方で楽しめます。

 

なかでも、ハイボールはいいですね。

 

元々、ハイボールはそこまで・・・っていう自分でも、
おかわりするほど、ハイボールは美味かったですね。

 

おすすめの飲み方は、ストレート、ロック、トワイスアップ、ハイボールです。

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