オーシャンウイスキー ホワイト 2級(終売品)

オーシャンウイスキー ホワイト 2級(終売品)

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オーシャンウイスキー ホワイト

三楽株式会社のオーシャンウイスキー ホワイト2級です。

 

三楽株式会社は、ワインで有名なメルシャンの前身の会社で、
過去には意欲的にウイスキーを製造していました。

 

モルト原酒は主に軽井沢蒸留所に、グレーン原酒は川崎蒸留所で製造され、
ウイスキーのびん詰めは主に川崎工場で行われていました。

 

現在では、軽井沢蒸留所、川崎蒸留所ともに閉鎖。

 

ある意味、言い過ぎかも知れませんが、幻のウイスキーとなっています。

 

今回のボトルには、その貴重な軽井沢原酒と川崎原酒が・・・。

 

本品は、2級表示なので、
1989年以前まで続いた従価税表記のあるウイスキーです。

 

この従価税表記は、モルトウイスキーの混和率によって、
特級・1級・2級と区分されていました。

 

・特級(原酒混和率27%以上)
・1級(原酒混和率17%以上27%未満)
・2級(原酒混和率10%以上17%未満)

 

オーシャンウイスキー ホワイト 2級(終売品)

 

(参考価格)
・ブレンデッド
・アルコール度数 37度
・640ml  1000円

 

 

オーシャンウイスキー ホワイトの飲み方、レビュー

(ストレート)
香りは、マスカットのようなフルーツ系の甘さ、わずかにヒネっぽい、
思ったよりも正露丸系のピートっぽさ、スモーキーさも感じられる。
味は、わずかにアルコールのピリピリ感がある、砂糖っぽさのある甘さ、
マスカットのようなさわやかな酸味、後味はほろ苦さというよりもエグみ。
飲みやすいが、全体的に軽い印象、一応ストレートでもイケるかも。

 

(ロック)
香りは、閉じまくりでアレッて感じ、甘さのない風味のみのバニラっぽさ、
わずかにクッキーのような風味、弱めのピートもわずかに感じられる程度。
味は、まったりとして口当たりで、以外にもコクのある甘さが感じられる、
グレーンの穀物感、フルーツ系のさっぱりとした酸味、わずかにビター。
ロックにすると、香りはどこに行ったのかというくらい弱い、味はまあまあ。

 

(トワイスアップ)
香りは、アルコール度数が低いためか香り立ちが弱くなった印象がある、
穀物感のあるグレーンの甘さ、ほのかにマスカット様のさわやかなフルーツ感。
味は、若干べたつくような砂糖系の甘さ、フルーツを思わせるような酸味、
わずかに穀物感のあるフレーバー、後味はほろ苦いというよりもエグみ。
ストレートで感じたピーティーさやスモーキーさは全く無く、飽きっぽい飲み口。

 

(ハイボール)
香りは、わずかにアルコールの香り、うっすらとマスカットのようなさわやかさ。
味は、マスカットジュースのようなさわやかな甘さ、スキッとした酸味が感じられる。
香りは炭酸でぶっ飛んでしまったように薄まったが、味は意外と悪くない感じです。

 

 

オーシャンウイスキー ホワイトの評価

個人的評価 ☆☆☆☆

 

貴重な軽井沢原酒(?)を飲んでいると思うと感慨深いが、
香りや味はというと、そこまで特別に美味しいとは・・・。

 

それでも、歴史に思いを馳せながら・・・。

 

今回のボトルは、田舎の古びた商店で数本眠っておりました。

 

中々、見かけることはありませんが、発見したら一度はお試しを。

 

おすすめの飲み方は、ストレート、ロック、ハイボールです。

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