ニッカウイスキー

ニッカウイスキー

ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝は、
スコットランドで本格的なウイスキー造りを学び、寿屋（現サントリー）で、
国産ウイスキーの誕生に携わってきた経緯がありました。

そして、1934年（昭和9年）にニッカウヰスキーの前身である
大日本果汁を設立し、北海道の余市にて産声を上げました。

余市は、スコットランドに似た冷涼で湿潤な気候で、
雪解け水による質のよい水と、豊富なピートが手に入る環境でした。

また、余市はりんご栽培が盛んで、ウイスキーができるまで、
りんごジュースを販売し、経営資金を蓄えることができました。

1940年（昭和15年）に、社名を「ニッカウヰスキー」に変更し、
ニッカの第一号ウイスキーである「ニッカウヰスキー」が発売されました。

1963年（昭和38年）には、カフェ式連続式蒸留器を導入し、
ニッカの特徴的なグレーンウイスキーを製造することができるようになりました。

1965年（昭和40年）に、本格的なブレンデッドウイスキーである
「ブラックニッカ」が発売されました。（カフェ式のグレーンを使用していない
ブラックニッカは、1956年に発売されていました。）

その後、「ピュアモルト」「竹鶴」「シングルモルト余市」
「シングルモルト宮城峡」「スーパーニッカ」などの人気銘柄が発売されました。

ニッカウヰスキーでは、石炭直火蒸留を行っている余市蒸留所、
カフェ式連続式蒸留器を備えている宮城峡蒸留所を所有しています。

これらの蒸留所で製造される原酒は、サントリーと異なった特徴を持っており、
ジャパニーズウイスキーの中でも根強いファンが多いことも事実です。